
何年か前にネットで画像を見つけて、一生の間にいつか行ってみたいと思っていた、サルベーション・マウンテン。
うろ覚えでメキシコにあると思っていましたが、実際はアメリカ、カリフォルニア州にあって、先日ロサンゼルス、パームスプリングスへの旅の途中に訪れることができました。
ロサンゼルスから、リゾート地パームスプリングスまでは車で約2時間。
パームスプリングスからここ、サルベーション・マウンテンまでも約2時間。
砂漠と、琵琶湖よりだいぶ大きそうなSalton湖の間のひと気のない道をひたすら走り続けると、突然現れます。
レオナードさんという方 (Leonard Knight 1931-2014) が約30年かけてつくり上げた、色とりどりな作品。
見渡す限りカフェオレ色の大地に乾燥した真っ青な空、そんな景色を2時間見続けた後なので、色が目の奥に染み渡っていくような。
“GOD IS LOVE”
カラフル、ポップで可愛い、というよりは、強い気持ちがこもった独特な雰囲気を私は感じました。
このトラックに住みながら制作をしたそうです。
十字がある山の上から見えるのは、たくさんのキャンピングカー。
と言っても、キャンプを楽しんでいるのではなく、集落。
11月だというのに30℃超え。ライフラインが全く整っていないこの場所で暮らしている人たち。
東京での自分の生活と重ねると、カルチャーショックというのか何というのか・・・
向かう途中、やっと見つけた街のダイナーでレモネードを注文したら、久しぶりにピッチャーサイズで登場。
食べたステーキやハンバーガーも、昔の“アメリカン”の印象そのもの!
ロサンゼルス、おそらく他の大都市も、コールドプレスジュース、グルテンフリー、NON GMOなどという言葉が溢れるなか、
それらとは全く無縁そうな街が、そこからたった2〜3時間のところにあるなんて。
アメリカはいろいろな意味で広い国だ、とつくづく思った一日でした。
近くにはスラブシティ、イーストジーザスというアーティスティックなコミュニティがあるそうです。
またいつか、訪れてみよう。